HF Markets(以下FHM)が2026年7月6日~7月31日まで行うと予告していたプロモーションキャンペーンは、参加者の大半がHFMを嫌いにならざるを得ない結果になりました。

キャンペーンの内容

キャンペーン内容を簡単に説明にすると、期間中に目標ロットまでUSDJPYを取引することで、達成者には2,000USDの賞金が贈られる、といった内容でした。

hfm.com プロモーション詳細PDF
WEB魚拓 PDF

身銭を切って参加することで、後で賞金をもらえる可能性があるタイプのキャンペーンです。

期待値がプラスになるかどうかは、ホソノPさんが記事にしてまとめてくれています。

HFM『32万円もらえる』の正体 — 入金ボーナスではなくUSDJPY 60ロットの取引ミッションだった。日本限定?駆け込み集金?全部調べた

条件に関する追加情報としては、TariTaliのようなキャッシュバック業者を利用することで、実質コストを下げることが可能です。

過去に行われた入金ボーナスと組み合わせることも可能だと考えると、期待値はより高くなります。

事前告知無しでキャンペーンが即時終了

キャンペーン開始から9営業日が経過した7月16日
HFMはキャンペーンの早期終了を発表しました。

中止した理由として“健全ではない取引が散見された”と表明し、当初の期間から11営業日早く終了したことになります。

身銭を切って参加するタイプのキャンペーンだったため、目標ロットに到達する前に終了になった方が多く、既存ユーザーや、普通に参加していた方ほどガッカリする告知内容でした。

賞金配布の有無で大荒れ

規約にある“キャンペーンの受賞者は8月の最初の二週間以内に発表される”という文言は、発表は14日までなのか、8日までなのか曖昧なところですが、既にほとんどの参加者に賞金の有無について通知がされたようです。

Xにてアンケートを取ったところ、以下のような結果になりました。

目標ロットまで達成したはずにも関わらず“不正行為認定”をされて賞金をもらえなかった方も多数確認されていて、判断基準が不透明であることからも不満が噴出している模様です。

この差は両建ての有無ではないか?との声も上がっていますが、規約PDFの5項には、HFMの不正取引判断基準に裁量を持たせつつ、アウト認定されたら従う事を事前を盛り込んであります。

また、規約8項 3にあるように、HFMは違反認定の裁量権を有し、参加者を失格させる権利を留保しています。

このため、ゴネたところで、判断が翻り賞金を獲得できる可能性は低いと考えられます。

SNSでのアンケート結果が事実を反映しているとするならば、HFMは顧客から手数料を大量に徴収することに成功し、賞金を渋ることで懐具合も傷んでいない、ということになりそうです。

参加者の大半がバカを見るイベント…地獄かな?

HFMは信頼できる業者か?

今回の件で、SNSはHFMや参加を煽ったIBに対するヘイトで溢れているようです。

HFMは歴史だけはある海外FX業者で、以前はHotforexという看板で営業していました。

昔から典型的なB-Book業者で、出金拒否が際立って目立つわけではないものの、勝ってると普通に追い出されるためロットは張れず…

SWAPまわりに小銭ワンチャンあるものの、プロはまず使わない業者です。

経営状況が悪いからこのようなことを行っているのでは?という憶測もあるようです。

規制業者であっても上場会社ではないので財務は公開されていませんし、そもそもユーザーにより登録先の法人が国レベルで異なるため、正確な情報は存在しません。

EU看板の財務が知りたい方は以下のサイトに登録しHFMの登録番号(HE 277582)で探せば手に入ります(有料)
https://www.companies.gov.cy/en/

同タイプ事案の前例について

ボーナスやIBに関してユーザーに支払われなかった大規模な揉め事は過去にも存在しています。

中でも有名なのがIronFXの中国IB未払い事件で、上海オフィスの破壊活動や裁判にまで発展しています。

参考:
【界面新聞】93名IronFX铁汇中国客户撤诉,索赔案的胜利?
【重磅】铁汇事件22日上海浦东法院审理 涉嫌非法经营定性
【FinanceMagnates】IronFX Grilled on Chinese TV by Affiliates, Criminal Fraud Investigation Filed on Air

B-Bookの運営実態が知れる興味深い記事になっています。

結論としては、中国IBビジネスの中心人物は罪に問われ有罪が確定、キプロスで本社に対する裁判においては規約が強かったために訴訟を断念、といった結果になっています。

被害者の資金回収可能性について

結論から先に言えば、回収の可能性はまずありません。

全ては事前に同意が必要な規約通りですし、オフショア海外法人を訴えるのには相応のコストもかかるため現実的ではありません。

勧誘行為を積極的に行い利益を得た日本住居者のIBは国内法(金商法違反)で罪に問える可能性はありますが、資金回収としては徒労に終わるどころか更にお金が出ていくだけとなる可能性が高いです。

学び

おいしい話にはウラがある、童話で学んでおきたいレベルの内容ですが、海外FX界隈では客寄せのため業者のバランスシートを痛めそうな過度なキャンペーンが繰り返されてきました。

もらえるはずのものが得られなかったとはいえ、入金額まるまる返ってこないGemforexの破綻よりはマシと考えるべきだと思います。

海外FXユーザーは離脱率が高い(負けて去るだけ)のが特徴で、業者は新たなカモの獲得のために、忘れた頃にキャンペーンが行われます。

投資として取り組みたいのであればまともな業者を使うこと、エンジョイ勢であれば痛くない額で遊ぶことに留めておくべきかもしれません。