世の中にあふれる海外FX業者ランキングのほとんどは、単なるアフィリエイト報酬順です。
悪質とまでは言いませんが、実際に200社以上に口座開設をして得られた知見とは全く異なります。

業者を変えることで得られるリターンは大きく変わってきます。
しかしながら大抵の人は雰囲気で業者を選んでいることが多く、そのせいで無駄な取引コストを支払っているように思います。

具体的な取引内容によって最良な証券会社選択は異なりますが、総合力が高いため多くの人に人にオススメできる業者も存在します。

ここでは総合力でおすすめできる業者をランク付けしています。
聞いたこともない会社名が並ぶかもしれませんが、それこそが徹底調査の結果とも言えます。

海外FXにおいて最も重視されるべき要素は、透明性(資金の安全性)、実質取引コスト(スプレッドや取引手数料を含む)の低さ、約定の対称性(LastLookや非対称スリッページの有無)、プラットフォームの安定性です。

これらの条件を高レベルで満たしている最上位業者は以下の5つです。

1位 Rannforex

1位のRannForexは、MT4/MT5に関するTech企業であるAMTS Solutionの社長、Dmitry Rannevが自身の名を冠して設立したFX業者です。

真の透明性と取引コストの削減を目指しているためPRはほとんどできていません。
そのため知名度は低いですが、取引手数料は片道1Lot/2USDを実現しています。

スプレッドは全ての通貨ペアで狭く、EURUSDでは平均スプレッド0.1pipsを下回る取引環境を実現しています。(16時からAM5時までEURUSDスプレッド平均0.06程度)

会社の預かり資産や経営状況の随時開示(平日毎日更新)だけでなく、業者が取引を改竄することが日常茶飯事の海外FXの世界において、改竄不可能なブロックチェーン上で注文履歴を確認できる仕組みを構築し公開しています。

仮に注文を飲んだ場合に儲かる金額まで公開していて、信頼に足る業者と言えます

Market Executionのスリッページ制限や指値の仕様変更など、通常の業者では行っていない設定が可能ですが、人件費節約のため積極的なサポートはあまり期待できません。

2位 Tradeview

2位のTradeviewはInnovative Liquidity Connector(以下ILC)口座において取引手数料が非常に安く(片道1.5USD/Lot)、cTraderを用いればFIXAPIを低い入金額で運用可能です。

(EURUSDスプレッド平均0.1pips キャンペーン最低入金額1000USD 片道手数料 1lot2.5$)
ディーリングが許可されないSTPライセンスのため、利益相反はありません。
cTraderとILC口座の取引サーバーはNY4、通常口座の取引サーバーはLD4になります。

ILC口座の最低入金額はハードルが高いですが、キャンペーンにて1000USDになる場合が幾度も行われています。

3位 VALUTRADES

3位のVALUTRADESはMTサーバーにPrimeXMを採用しており、MT4/MT5上では最も約定速度が速く安定している取引サーバーになります。

NY4に取引サーバーがあるブローカーの中では約定速度が軍を抜いており、取引手数料片道3USD/1Lotで高頻度取引を行う方や、EAでスリッページが気になる方に向いています。

4位のGlobalPrimeとは良い勝負なのですが、実際に約定計測した実質取引コストで比較すると若干ながらVALUTRADESに軍配が上がります。GlobalPrimeはMT4のみですが、VALUTRADESはMT5にも対応している点でも優位性があり、約定速度は50msを下回りピカイチです。

4位 GlobalPrime

4位のGlobalPrimeは取引サーバーがPrimeXMを利用しているため約定が速いだけではなく、約定に関する全ての情報を公開しています。

具体的には、ログイン後に個別の取引情報を指定すると、約定先LP、約定時間・各LPの個別気配値推移、ミリ秒/ティックベースの価格推移を参照可能です。

透明性のために公開されている情報ですが、本来であればファンドやプライムブローカーしか確認することができないような情報のため、FIXAPIで取引をする方がLPを選定するような場合に参考になる情報と言えます。

5位 FXOPEN

5位のFXOPENは完全A-Bookかつ暗号通貨による即時自動出金が可能な唯一の業者です。

暗号通貨を用いた入出金が可能と掲げる業者は数多く存在しますが、普通は入金は即時反映でも出金は手動確認のために数時間~1日かかります。
FXOPENではAuthenticator認証後にBTC, LTCを用いた即時自動出金が可能となっています。

プロ利用だけではなく、約定仕様の良いB-Bookとの両建てを用いた出金先としての需要も確かに存在し、負け顧客割合が60%(fxopen.co.uk開示情報)と、著しく低くなっています。