どうやらアサシンFX(Assassin FX)のコピートレードで意図的な全損があったと一部で話題のようです。

先に言っておきますが、この件に関して本運営は個別対応を一切しません。

当サイトとしてはAssassinFXの業者評価で必要十分な注意喚起をしていたつもりです。

無登録業者、しかもコピートレードなので、詐欺として刑事事件化するのは難しいように思います。
民事で訴えるとしても、海外法人なのでハードルは高いですし、債権証明は困難です。

相手は最初からそれを分かっててやってるわけだからね。

運営実態を追うとしたら、代金収納会社まわりから攻めるしかなさそうです。
以前の記事が参考になるかもしれません。

本サイトは評価投稿及び情報提供サイトという立ち位置なので、AssassinFXについて少しだけまとめておきます。

Assassin FXのサイトについて

ドメイン情報やサイトのサーバー情報は以下の通りです。(2023 7/4調べ)

Domain Registered
Jul 20, 2021

Domain Updated
Jun 20, 2022

WHOIS Server
whois.namecheap.com

Nameservers
ns-120.awsdns-15.com
ns-1340.awsdns-39.org
ns-1821.awsdns-35.co.uk
ns-914.awsdns-50.net

DNS A Records
IN A 52.84.125.43 AWS US
IN A 52.84.125.52 AWS US
IN A 52.84.125.60 AWS US
IN A 52.84.125.84 AWS US

基本的にAWSで、ドメインからも特に追えそうなものはありません。
最初から欺ろうと思って動いてるわけだし、防御力は高いよね。

WEB Archiveを使っても追えそうな要素はなし。

Assassin FXの取引サーバーについて

AssassinFXはMT4を採用しています。
サーバー接続設定ファイルによる通信先は以下の通りです。

AssassinLimited-DEMO
Assassin Limited
18.140.194.109 AWSシンガポール
54.251.90.7 AWSシンガポール

AssassinLimited-Live
Assassin Limited
54.179.64.216 AWSシンガポール
18.166.196.210 AWS香港
3.1.109.156 AWS シンガポール

AssassinLimited-Live2
Assassin Limited
18.143.124.163 AWSシンガポール
43.198.27.0 AWS香港
52.76.187.252 AWSシンガポール

こちらも運営実態を追えそうな要素はありませんでした。
ただ、気になる点があります。

Assassin FXとFX Fairの取引サーバーが完全一致

最近シンガポールに取引サーバーを置く金融ライセンスのないFX業者でトラブルが多いなぁと思いながら当サイトで取引サーバーのIPで検索をかけたところヒットしました。

以下がFX Fairの取引サーバーのIPです。(2023 7/4調べ)

FXFair.com-DEMO
FXFair Ltd.
18.140.194.109 AWSシンガポール
54.251.90.7 AWSシンガポール

FXFair.com-Live
FXFair Ltd.
54.179.64.216 AWSシンガポール
18.166.196.210 AWS香港
3.1.109.156 AWSシンガポール

FXFair.com-Live2
FXFair Ltd.
18.143.124.163 AWSシンガポール
43.198.27.0 AWS香港
52.76.187.252 AWSシンガポール

比べてみると一目瞭然なのですが、AssassinFXとFXFairの取引サーバーは完全一致しています。

例えホワイトラベルだとしてもこのようなことは通常起こりません。

当サイトはFX Fairも評価済みですが、FXのライセンスは保有していない(SVG FSAは為替ディーラー業務ライセンスを発行していない)ですし、サーバーは汎用AWSのため、信用度は非常に低いと言わざるを得ません。

MetaQuotes社へは別の会社として登録していますが、AssassinFXとFXFairの運営は同じ組織である可能性が非常に高いといえます。

そのため、FXFairの利用も非常に危険です。

ここはFXBeyondが再生したってテイだったっけかな。
出金拒否を起こしてリブランドって形だけど、運営が入れ替わったかは不明です。

調査のために口座作るのすらためらう信用度の会社です。

注意喚起

海外FXは実質的に無法地帯であり、日本住居者の利用は合法ですが、国内法が適用されない完全に自己責任の世界です。

状況からしてAssassinFXで被害に遭われた方の資金は、まず回収できないと思います。
おそらく“コピトレのマスターアカウントが損しただけ”と処理されます。

コピートレードのマスター側が業者とつるんでいることを証明するのは困難です。
最初からそれが狙いでコピトレに誘導しています。

実際のところ、世に存在するコピトレの8割以上は最終的に損します。
これは、悪意の有無にかかわらずこの割合です。EAを買うほうが遙かにマシです。

日本の金融庁は海外FX業者を“無登録業者”と、ひとくくりに定義しますが、海外で金融ライセンスを取得しているかどうかは重要な信用要素です。

基本的には、金融ライセンスを保有していなければプライムブローカーや流動性提供元の銀行と契約することができません。

今ではノンバンク系LPとの契約や技術ブローカーをかませれば、金融ライセンスのない業者でもLPを用意することは可能ですが、流通の段階で問屋が多ければ消費者の手元に来るまでに値段が高くなるように、中間業者が多ければ利用者にとっていいことはありません。

海外FX業者の中でも新興業者が安全かどうかの判断は、非常に詳しい人間でなければ困難なのが現実です。
高額なボーナスやキャッシュバックに釣られて大金を失うようではただのカモです。

海外FXを利用する場合は業者選択に細心の注意を払うことを推奨します。

よければ当サイトを参考にしてください。110社以上のFX業者をプロ目線で忖度なく評価・掲載しています。

また、調査してほしい業者がありましたら、TwitterDMやサイトの“ご意見/調査依頼”から連絡してください。