結論から先にいうと、海外FX民はJPYC EXの利用を避けたほうが無難です。

合法利用にも関わらずBANされ、長期間の資金拘束または没収される可能性があります。
参考:JPYC規約 第22条(本サービスの利用停止)

海外FX民のドル転ルートとしては、bitbank ⇔ Bitgetが今のところ安牌のようです。

JPYCで既に起こっている事案として、以下のような情報が確認されています。
(個人の特定を避けるため、ある程度ボカしています)

・合法利用のトランザクションが疑われ半年以上間資金拘束されている
・身に覚えのない賭博疑惑がかけられ3か月以上資金拘束されている
BANされたユーザーへのヒアリングは基本的にない
・金融リテラシーの高い元証券マンでもBANされる
・単純な個人間送金にマネロン疑惑がかけられ、出金されるのに20日間かかった
・Wallet登録、円入金、JPYC発行は通ったものの、償還時に以前登録していた別WalletのTXが疑われ資金拘束された
問題のTXがどれなのか聞いても答えてもらえない
“セキュリティ保護の観点から、SNSへのスクリーンショット掲載等、第三者への公開・共有はお控えいただきますようお願い申し上げます。”と圧をかけられ比較検証ができない

なぜこのような事案がJPYCで多く報告されているのか調べを進めたところ、資金移動業でマネロン事案が発生した場合、取引所(CEX)とは比較にならないほどペナルティが重いことが主因のようです。
(行政処分、刑事罰(10年以下の拘禁刑や3,000万円以下の罰金)、および事業者に対する多額の課徴金)

金融規制の都合上、会社存続のためにJPYCはトランザクションのアウト認定フィルターをキツめに設定せざるを得ないのだと考えられます。

そして、海外FXまわりは意図せずフィルターに引っかかる要素がいくつも存在しています。

FX業者が入出金に委託採用しているゲートウェイは賭博サイトでも採用されている可能性がありますし…
バイナリーオプションが賭博認定され、その業者でFX取引しかしていなくても、コントラクトアドレスで判断されBANになる可能性もあります。

例えばbitbankではどこへの送金がアウト/セーフなのか名指ししていますし、
Binance Japanでは事前のホワイトリスト登録の可否で送金Goxを回避できます。

一方で、JPYCのBAN基準は非公開であり、ユーザーはTXすら教えてもらえない場合もあるようなので、検証のしようがありません。

そのため、現状としては…

何もわからないけど長期間資金拘束される可能性があることを受け入れられるスタンスであれば使えばいいし
そうではない方はJPYCは使わないほうがいいという、至極単純な話に帰結します。

なお、JPYCの代表に引用リプライをしたところ、いくつか回答を得ています。

残念ながら、以下の質問に関しては現時点で回答を得られませんでした。

やっていないことを証明する、悪魔の証明は非常に困難です。
だからといって、泣き寝入りする必要はありません。
合法利用であれば、堂々と潔白を主張するべきです。

ただ、JPYC代表によれば、自社で調査するつもりはなく、BAN対象者は犯罪者である可能性があるため、警察が捜査するべき、BAN対象者による刑事告訴も問題ないというスタンスを示しています。

合法利用にも関わらずBANされ意見も通らず資金を拘束され続けている方は、まずは金融庁の“金融サービス利用者窓口”へ相談することを推奨します。

それでも上記のような状況が長く続いた場合、実際には審査を行っていない可能性や業務上横領の可能性が考えられるため、代表の言うとおり、警察にも相談したほうがよいと思います。
警察はネットでの相談対応をしていないので、お住みのエリアを担当する警察署へ足を運び、相談してみてください。

なお、代表はJVCEAへの相談も提案していますが、民間の自主規制団体であり法的権限はありません。
金融庁や警察へ相談される方が、時間を有効に使えると思います。