2024年 12月 30日
まだトレードしてる人なんているの…?とも思えるタイミングで、Xにて海外FX界隈のトレンドに「出金拒否」が浮上して盛り上がっていました。
目次
ThreeTraderの出金に関するトラブル報告を複数確認
年末に出金拒否かぁ。。。
— Quants Man (@QuantsMan) December 30, 2024
子供のお年玉レベルの利益なのにこれは結構アレだなぁ。
せっかくのネタとして最終的に拒否という結論なら公開します!
初手で「同意書」なるワードが出てきてるところもポイント高いかも。
出金拒否で同意書出てくるのは某ブローカーを思い出すわwww
私は既に出金済みだったのですが、メールがきました。
— clam (@fx_is_my_life) December 30, 2024
追加的な対応って、怖い人でも家に来るのかな?!!
それにしても追加対応って何なん?#追加的な対応って何なん?? https://t.co/802FSZRWsF pic.twitter.com/rO1DcM2bFF
マジで笑うwwww
— 裏技投資家ゆゆん@ (@yuukadaisuki65) December 30, 2024
自分がアップしようとしたら、クラムさんに先越されたwwwwww
同じメールもらってるしwww pic.twitter.com/jb2lMaMBly
DMでも同様のトラブル報告がありました。
詳細を確認したところ、アービトラージや不正取引とは無縁の方のようでしたが、個人を特定されたくない、交渉に影響を与えたくないとのことで、掲載はNGでした。
履歴を拝見したところ、あくまで個人の判断ですが、問題のある取引だとは思えませんでした。
出金拒否はよく聞く話ですが…
出金完了後に取引を不正とみなし返金を要求してくる事案は前代未聞です。
てか一回出金したのにやっぱり返せってさ
— Quants Man (@QuantsMan) December 31, 2024
本来社内で当然に行われるべき普段の調査プロセスを経て出金されたわけでしょ?それを後から返せって言うっと事は普段からまともにオペレーションしてないって事だよな。
今回は #threetrader 側に不利だったから動いたけどこれ顧客有利だったらダンマリだろ
メールの文章にある「追加的な対応」が具体的に何を指すのか不明ですが、ユーザーは業者に個人情報を握られているため、脅しと感じた方もいるようです。
返金要求額が少額であること、返金請求されたユーザーの取引タイミングがバラバラである事は確認できました。
ちなみに俺が拒否されているのはほんと3万とか4万の利益
— Quants Man (@QuantsMan) December 30, 2024
ハナクソレベルですw
マジでネタとしてどうぞレベルの話。
でも逆にいえばこの金額でも拒否してくるという事は大金になった時、、、、
怖いっすねぇ入金するだけでも夜も眠れなくなりますね。
絶対に使えないわ怖くて。
そういう評価になる😭
さすが鋭い視点ですね。そこ気になりますよね。
— Quants Man (@QuantsMan) December 31, 2024
結論当日の利益全部無効としてきてます。
とはいっても裁量でただショートしただけなのでタイミングが数時間ズレてナンピン売りしてるやつが全部取り消しと言う感じでした。
マーケットリスク取った分に関しても全て問答無用で取り消しです。
Xでの社員見解は以下の通りです。
弊社では、出金拒否は一切ございませんので、ご安心ください。
— スリトレ(ThreeTrader )の中の人🍓ミクンディのアカウント📈情報発信&ひとりごと (@ThreeTrader_IB) December 31, 2024
ただし、万が一不正取引が確認された場合、利益は取り消される可能性がございますが、元本は必ず返金されます。
現在、不正取引の疑いがあるお客様には、担当部署から個別にご連絡を差し上げ、確認を進めております。…
この件が最終的にどのような結果になるのか、追って追記しようと思います。
#threetrader は結局取引自体を無かった事にして来ようとしてますね。
— Quants Man (@QuantsMan) January 3, 2025
マイナス調整ではなくです。
これ、逆に言えばロングしてた人にはプラスの調整がないとおかしなはずですよね。
という事で、金融委員会というどこまでまともかわかりませんがそう言う組織があるようなので調査依頼を出してみました
ThreeTraderはFinaComに加入しているので、紛争解決に第三者機関を入れることが可能です🤔https://t.co/hWecfLHE9X pic.twitter.com/wVjuqXY11d
— 海外FX調査兵団 (@wwfxinfo_tw) December 30, 2024
海外FX業者 ThreeTrader の兵団評価について
ThreeTraderは評価済み業者になります。
兵団評価には一定の基準が存在し、IBリンクの有無に関わらず、忖度は一切ありません。
本件を踏まえ、兵団評価は下げざるを得ないと考えています。
ThreeTraderはユーザーの9割近くが日本住居者であり、日本人をターゲットに集客をしている海外FX業者です。
オーナーが日本人であるとの噂もあるようですが、登記はオフショアでありノミニーで構成されているため詳細は不明です。
ThreeTrader側の説明や主張にはいくつか矛盾点が存在します。
①A-Book運営であるとして集客をしているが、実際はB-Book運営
弊社ではお客様の損失が弊社の利益となるようなビジネスモデルを採用しておらず両建ても許可されております。その両建ては同一口座内だけではなく、同一ポータル内の別口座間両建ても禁止しておりません。しかしながら、別口座間の両建てにより片方がマイナスになってしまった口座については(続く→)
— ThreeTrader (@ThreeTrader) October 6, 2021
※ただし利益相反は発生するし、支払済顧客資金に対して遡及請求はする🤔@ThreeTrader#スリトレって何なん? pic.twitter.com/0slKmHTTyq
— 海外FX調査兵団 (@wwfxinfo_tw) December 30, 2024
A-Book運営であればレイテンシーアービトラージで利益を上げることは困難ですが、ThreeTraderでは可能な時期がありました。兵団でも仕様を確認しています。
【参考】半兵衛さんnote ThreeTraderでレイテンシーアービトラージをやってみた話
ThreeTraderは今回の返金要求においても、半兵衛さんnoteに掲載されているのと同じ規約条項 15.1(j) に対する違反だとしています。
15.1(j) We consider that there are abnormal trading conditions.」
(我々が異常な取引状況と捉えた場合)
つまり、スリトレがダメといえばダメという内容です。
ジャイアンか…?
このような事案を事前に把握していたため、実際にはB-Book運営である可能性が高く、不誠実な部分がある業者だと判断し、兵団レビューの“信頼度”評価に反映しています。
②禁止事項がないとの発言について
そもそも禁止手法がないので、禁止事項に関する規約がないのですが、それに替わるようなものがあるのかどうか確認し、お送りいたしますね!
— ThreeTrader (@ThreeTrader) August 3, 2021
禁止事項がないのであれば、不正取引は発生しようがありません。
実際には半兵衛さんnoteにもある通り、条項15.1(j)を盾にした出金拒否を複数確認しています。
ThreeTraderの一般社員がB-Book運営を把握していたかどうかは分かりません。
かつてのSens●sのように、ほぼ全ての社員がAだと信じていたが実際にはBだったという事例も、海外FX界隈ではありがちです。
③ディーリングデスクがないとの発言
おはようございます!弊社は完全NDD方式で手数料が弊社の利益となっております。手数料は業界最安レベルの往復400円となっております😊
— ThreeTrader (@ThreeTrader) July 15, 2021
上記のディーリングデスク(DD)は存在しないとの発言もありますが、別の社員からは、顧客の取引に関して監督する部署が存在するかのような発言がされています。
弊社では、出金拒否は一切ございませんので、ご安心ください。
— スリトレ(ThreeTrader )の中の人🍓ミクンディのアカウント📈情報発信&ひとりごと (@ThreeTrader_IB) December 31, 2024
ただし、万が一不正取引が確認された場合、利益は取り消される可能性がございますが、元本は必ず返金されます。
現在、不正取引の疑いがあるお客様には、担当部署から個別にご連絡を差し上げ、確認を進めております。…
A-Bookかつディーリングデスクが存在しないのであれば、何の部署がどのような理由で異常な取引と判断したのでしょうか。
ちなみに、“元本は必ず返金”とありますが、一方的な主張が書かれた同意書にサインをしなければ元本の出金に応じないことが過去の事例で確認されています。LAN◯FXかな?
①の件でB-Bookである可能性が高いと判断されるため、ディーリングデスクはないとする主張を信じるのは難しいように思います。
少なくとも、顧客の取引を監視する必要があるシステムであり、利益の取り消しを判断する人間がいることが伺われます。
※規約違反としたユーザーを犯罪者扱いする対応が確認されている
ミクンディ氏は、過去にThreeTraderが規約違反とするユーザーに対して一方的に“違法行為”をしたとして犯罪者扱いをしてくる事が確認されています。【参考】
違法行為だとするのであれば、どの国の法の何条に該当するのか明示してもらいたいところです。
仮に規約違反したとしても、それは単なる自社ルールであり、違法行為ではありません。
オフショアFX勤務に関しては日本で言う証券外務員資格のような制度が存在しないため、質の高い対応は期待すべきではないと思いますが、この対応は酷い部類であると言えます。
兵団から見た感想及び考察
具体的にどの取引がどういった理由で不正とされたのか、詳細は開示されていません。
そのため、Xでは様々な方がそれぞれの立場で憶測やストーリーを語っているようです。
過去にはレイテンシーアービトラージ(カモフラージュあり)、SWAP設定ミス、リワード設定ミスによりユーザーが大きな利益を得られた事がありましたが、いずれも修正前であれば問題なく出金できていたことを確認しています。
かつて経営に余裕があった、もしくは、集客期だからか?雑な経営をしていたとも言えそうです。
非対称スリッページが導入された後は、レイテンシーアービトラージはワークしませんし、通常トレードでも実質取引コストが高くなっていました。
そのため、顧客の取引条件は悪化したものの、経営リスクは減ったと判断していました。
Xにはスリトレの息のかかった人間も多く、出金拒否情報が表に出てくることはないし、メジャークロスペアの取引コストが非常に低く設定されていることもあり、ある程度は集客はできている、現行では出金拒否とは縁遠い、経営に余裕がある業者だと認識していました
年末までは。
今回の件が特殊なのは、出金拒否事案だけではなく返金請求事案であることです。
これは単なる表現の違いではなく、今回の件からは普段は出金時に顧客の取引を確認するようなオペレーションが存在しなかった可能性が浮かび上がってきます。
通常のB-Book業者は出金前に必ず顧客の取引内容や収支をチェックして、ラベル付けや今後のVDPの設定、または出金拒否のイチャモン付けが行われます。
利益相反する相手に真実を語らせるのは困難ですが…
あくまでもA-Bookとして従業員にも働いてもらっていたし、運営をしてきたが、多額の利益を出す人間に対してなりふり構っていられなくなった、と仮定すると腑に落ちる部分があります。
B-Book業者としては出金前に取引内容チェックが行われていたほうが健全ですし、今後はそうしたほうがよいと思います。
ただ、今後も高い透明性を謳い集客を続けるのであれば、リスクの高い不誠実な業者であると判断されても仕方ないと思います。
スリトレ事案に対するご意見やお気持ち表明を見ていると、それぞれの思考や知識量や利害関係が垣間見られて面白い🤔
— 海外FX調査兵団 (@wwfxinfo_tw) January 2, 2025
どう思うかは自由だけど、自分の資金は自分でしか守れないからね🙄
兵団としては、仮にBook運営だとしても、出金問題さえなければ利用価値はあると考えているため、今回の事案は非常に残念でした。
海外FXは国内法で守られることのないサービスであり、利用は自己責任です。
兵団としてはもう利用することはないかもしれませんが、今後の動向を注視したいと思います。
ことね - 2025 1月 7日 @ 09:36
いつも情報ありがとうございます。
国内業者と海外業者含めて純度100%のA-book業者はあるのでしょうか?
カバー先に流せるけど顧客が下手打って死ぬので呑む選択をどの業者もするのではないでしょうか?
xm anti - 2025 1月 7日 @ 10:01
abookはaxiのみです
axiを使いましょう!
Pon! - 2025 1月 7日 @ 18:14
日本在住者は口座開設不可ですが、Tier1fxは取次専用免許なので純度100%のABookかと思います。
規制当局のライブラリなどで取次専用免許の業者を探したら純度100%のABookを見つけられるのではないでしょうか?
ただ、Aでもカバー先を公開していない場合、カバー先が関係業者で実質Bということもあるみたいです。