2024年 8月6日早朝 AssassinFX・LIRUNEXに続き、AmazingTickでもコピトレ(コピートレード)の集団飛ばし事案が発生しました。
もはやお決まりとも言えるパターンで、相場講釈や分析を語るSNSアカウントがカモを集め、コピトレを餌に超マイナー海外FX業者にカネを集めていました。
ZAIXと🐟FXに口座開設した🦆にAmazingTickなる業者の営業きてるね?🙄
— 海外FX調査兵団 (@wwfxinfo_tw) July 9, 2023
今回はAssassinFXの飛ばしの件と酷似した手法になっているため、関連性が疑われています。
様々なインフルエンサー経由で口座開設していても、飛ばすときは同時に異常なロットで発注することで、口座がカラになるまで損失を出し続けた模様です。
コピトレ詐欺で8000万円失った人の履歴
— FX龍王 (@fxdragonking88) August 7, 2024
ゴールドショート 349lot
ドル円ショート 251lot
流石にえぐすぎ#コピトレ詐欺#AmazingTick pic.twitter.com/kjQcbrSxAm
当サイトではAmazingTickに関して業者評価項目の『信頼度』を最低評価にすることで警笛を鳴らしていたつもりです。
信用が低い業者や詐欺師が暗躍していると思われる業者であっても、何かしら事案が確認できるまではSCAM認定できないため、このような対応に留めるしかないのが現状です。
今回の被害が拡大した要因の一つには、Xのアカウント売買もあったと思われます。
「平凡なる学生」アカウントは暗号通貨で財を成した方のアカウントでしたが、ある時期から内容や文体が露骨に変化したうえにAmazingTickのコピトレ集客をしていたため、多くの暗号通貨クラスタから見限られていました。
本物トレーダー平凡さん、アカウント売ったのか🧐
— かい/ FXトレーダー🦉 (@tradenogokui) August 7, 2024
この悲惨な状況なんとかしてくれよ#AmazingTick #コピトレ pic.twitter.com/Uy6zGoeHmc
また、集客アカウントはAmazingTickに疑念が向いたり、なるべく出金申請がされないよう、囲い込みに勤しんでいたことが伺えます。
唯一信頼しかけてた神谷徹さんが詐欺だったとは本当にびっくり。
— 富士急大好きマン (@FujiQsaikooo) August 8, 2024
自分はこの返しで怪しいなと思ったのでコピトレはしませんでしたが…..
なぜ単純な質問に怒るんだろうと、疑問に感じていましたがやらなくて正解でした。#Amazingtick#コピトレ詐欺#神谷徹 pic.twitter.com/f04g9u2Rqz
「ネットの評価は信じちゃいけない」とか「不当な評価はライバル会社やアフィリエイターの嫌がらせなので気にしちゃいけない」など、MLMのような囲い込み戦術を行っていた模様です。
AmazingTickにひっかかる層には分かりっこないんだけど、A-Bookだったらレイテンシー取引がワークしないのでそもそも出金拒否が発生しないんだよね🤔
— 海外FX調査兵団 (@wwfxinfo_tw) August 7, 2024
そのあたり、わざわざツール使って確かめて業者評価してる海外FX調査兵団とかいうサイトがあるらしい🙄☜ pic.twitter.com/W8um0L4rI0
「海外FX調査兵団」は、主に収益機会を探し海外FX業者を調査している団体であり、評価サイト運営はあくまで副次的なコンテンツになります。
積極的な啓蒙活動はしていません…が、聞かれれば答えるスタンスではあります。
コピトレ()界隈は聞く耳持たない🦆多いけど、AmazingTickからは一人救えたのでヨシ😼
— 海外FX調査兵団 (@wwfxinfo_tw) August 6, 2024
実際にやらかさないうちは断言できないので、回避できた方が賢かったと言えそう
信用してくれてありがとう🥺 pic.twitter.com/YMxGJjTOo7
今回の件は、いずれ起こるだろうと想定していましたが、細かく追ってはいませんでした。
おそらく最も詳細に追っていた方はこの方だと思われますが、敵対勢力から何かしらの圧力を受けている模様です。
調べを進めてみると、AmazingTickの代金収納(振込先銀行口座提供)に使われていた口座の法人は岡山に集中していて、横のつながりが推察されます。(画像は被害者オープンチャットから拝借)
特定が容易な法人から探ってみると、それらの法人は岡山県、特に倉敷市周辺に集中しているようです。
その中でも気になるのが事件発生の直前まで振込先口座に指定されていた法人「株式会社ジージープロジェクト」
この読み方に一致する法人は日本に1社しかありません。
「G・Gproject」でググってみると、WEBページを発見。
ご丁寧に、法人登記情報の代表と同じ個人名が記載されています。
しかしながら、実際にサイトにアクセスしてみるとメンテナンスモードになっていて、運営者や連絡先を含め何の情報も読み取れません。(2024年 8月6日早朝に確認)
この方は職業書道家のようで、WEBサイトは自己紹介が掲載され、仕事の依頼フォームとしても機能していたにも関わらず、メンテナンスモードではフッターに設定していた自己紹介まで非表示になっています。
いつからメンテナンスに入ったのか調査したところ、2024年8月3日の段階では通常表示されていたことが確認されました。
そもそもコンテンツ量は少なく、更新頻度が非常に低いサイトなので、なぜこの事件が発生する直前にメンテナンスに入ったのか…事前に何かを知っていた可能性が考えられます。
この事件はYahoo!ニュース(神戸新聞NEXT)でも掲載され、被害届の受理が進んでいるようです。
被害を受けた方は、なるべく早く被害届を提出されることを推奨します。
所轄や担当に知識がない場合もあるでしょうが、しっかり把握・理解し、根気強くあたってください。
このところ海外FX界隈の地獄っぷりは加速していくばかりですし、そもそも海外業者なんて利用しないほうがいいです。
それでも利用したいという方は、業者選びはくれぐれも慎重に…。