FXにおいて、スプレッド等の取引コストが低ければ低いほど利益が出やすいのは当然です。

近年ではマーケットメーカーの企業努力もあり、海外FXでも国内と遜色ないレベルの取引コストを実現できている業者も存在します。

この記事は口座開設数230社を超える徹底調査に基づいた、海外FXスプレッド(取引コスト)が狭いまともな業者のランキングになります。

海外FX業者の中で取引コストが非常に低いA-Book、もしくは比較的信用度の高い海外FX業者をランキングしています。

業者を変えることによってリターンが改善する可能性は大いにあります。

純粋な低コスト順に順位付けしていますが、いくつか注意事項もあることをご了承下さい。

1位 FXCC

1位のFXCCはEURUSDのスプレッドが0.0~0.2pips程度(欧州時間~NY時間 手数料込)になります。

USD/JPYも0.1~0.3pips程度と安定していて、取引コストの低さでは業界内で一番です。
取引コストは国内のFXと比較しても余裕で勝ちます。

完全B-Bookの飲み業者というわけではなく、多くの国でライセンスを取得し、CySECではSTPライセンスを取得しているため、ディーリングデスクもない、ということになっています。

FXCCと仲の良いLPがToBを締めており、若干ですがLast Look Window(非対称スリッページ)が存在します。

短期間にHFTで入金額の200倍を超える利益を出したところ、一時的に利益を凍結されたものの、翌日に出金されました。

EUR/USDで平均獲得0.5pips以上(バックテストで1pips以上が望ましい)の利益を積み重ねる自動売買が最も取引環境を活かせるかもしれません。

日本住居者にとってはB-Bookであるため、使い所が分かっている方向けです。

2位 FXVIEW

2位のFXVIEWはEURUSDのスプレッドが0.0~0.3pips程度(欧州時間~NY時間 取引手数料 片道1 Lot/1USD)になります。

手数料が安くスプレッドも狭いActTrader系で、約定が遅い(320ms程度)ことに起因するスリッページは発生するものの、取引コストが非常に低い業者です。

ActTrader系のA-Book業者で、約定が遅めなのはMT4/MT5ブリッジが弱いためか、経済指標発表のような値動きの荒いタイミングでは処理落ちをする場合が稀にあります。

以前はSEPAやEEA内発行国際決済カードの入出金を受け付けていましたが、利用可能銀行口座やカードが限られるため、EEA外在住ユーザーの入出金は暗号通貨入出金のみに変更されました。

FIX API提供をしている業者の中では最も低コストな業者でもあります。

規約内容やクッション機能付き入金ボーナスを実施を確認し、B-Book認定しています。
使い所が分かっている方向けです。

3位 COINEXX(TurnkeyForex)

3位のCOINEXX(TurnkeyForex)はEURUSDのスプレッドが0.0~0.3pips程度(欧州時間~NY時間 取引手数料 片道1 Lot/1USD)になります。

入出金が暗号通貨のみのActTrader系業者です。

老舗であるTurnkeyForexが暗号通貨ブームに乗っかってCOINEXXブランドをスタートし、現在ではTurnkeyForexがCOINEXXに合流する形でシステム統合されています。

同じActTrader系のFXVIEWと同じく約定が遅い(320ms程度)ことに起因するスリッページは発生しがちです。

FXVIEWと同じ取引手数料かつ9割以上同じティック挙動であるものの、COINEXXは金融規制を受けていないためFXVIEWに軍配が上がります。

これまで何度も多額の出金が問題なくできているため、B-Bookではないと見ています。

4位 ForexChif

4位のForexChifはEURUSDのスプレッドが0.0~0.3pips程度(欧州時間~NY時間 取引手数料 片道1 Lot/1.5USD)になります。

FXVIEWやCOINEXXとほぼ同じシステムながらも、最大レバレッジが1000倍(入金額に依拠)であり、取引手数料が若干上がるのでこの順位になります。

入出金方法は暗号通貨、国際決済カードがメインで、銀行送金に関してはSEPAに対応しているものの、SWIFTは非対応になっています。

MT4の取引サーバーはアムステルダムサーバー、MT5はLDと異なりますが、そもそも約定速度は遅めなのであまり差が分かりません。

これまで何度も多額の出金が問題なくできているため、B-Bookではないと見ています。

5位 Rannforex

5位のRannforexはEURUSDのスプレッドが平均0.16pips(欧州時間~NY時間 取引手数料 片道1 Lot/2USD)になります。

取引コストだけでなく総合ランキング1位のオススメ業者で、落ち度はほとんどありません。

ActTrader系と違いって、スリッページはほとんどありません。
どの通貨ペアもスプレッドが狭くMT4の約定は120ms程度、MT5での約定は50ms程度と非常に優秀です。

ログインページから設定できるMarket Executionにスリッページ制限がかけられるオプション等も存在し、総合的に非常におすすめできます。

低コスト運用のため人員は非常に限られており、サポートは期待しないでもらいたいので、一定以上の経験がある方にのみオススメできる業者です。

RannForexはECN系テック企業であるAMTS Solutions社長がFXに真の透明性をもたせようとして行っている、あまりに良心的なプロジェクトになっています。