SNSでコピートレード(PAMM)をエサに情弱を集め、頃合いを見計らって計画的に飛んだと思われるAssassinFXですが、被害者による収納代行会社への訴訟がありました。

収納代行をしていたブレインストック社はAssassinFXだけでなく、出金拒否が多く報告される海外FX業者 クリプトグラフでも収納代行をしていて、この二社は非常に密接な関係であることが分かっています。

更には大阪のEA販売業者との強い関係が確認されたり、プラットフォームまわりは破綻して飛んだFXFairとも共通点があったりと、界隈の闇は非常に深いです。

AssassinFX運営者と同じ番号で登録されたXアカウントも存在します。

調査結果は個人情報が多いためここでは掲載しませんが、他サイトで晒されているため、興味のある方は「AssassinFX 闇」等で検索してみるとよいかもしれません。

海外FX系詐欺に遭った場合にどのように対応すればよいかは既に記事にしていますが、この記事の内容はその続きとも言えます。


さて、本題の7億の話ですが、現在そのお金は銀行で口座凍結されていて、預金保険機構が「振り込め詐欺救済法に基づく公告」によって銀行口座情報と残高を公開しています。

さっそく見てみるとこんな感じ。

ほぼカラになってる口座もあるものの、3つの口座に思った以上にお金が残っていました。

多い順で以下の通り。合計7億超えです。

総被害額がどのくらいか分かりかねますが、資金は早々に海外に送って隠しているものかと思っていました。

調べてみると想定外のタイミングで口座が凍結されて、飛ぶしかなかったようにも見えます。

運営が単なる代行業者に多額の資金をプールするとは考えにくいため、ブレインストックはAssassinFXの運営に深く関わっている可能性が高いと思われます。

口座凍結すればなんとかなるというものではなく、被害回復の流れは以下のとおりです(預金保険機構から転載)

被害が認められるかが争点ですが、コピートレードは契約締結前交付書面に規約があるだろうし、相手は法的に問い詰めきれないスキームを用意してからカモを集めるものです。

何もしなければ全損確定ですが、動いたとしても弁護士費用もかかりますし、集団訴訟の場合は回収金を割らなければならないため回収率は下がります。

裁判の結果はもちろんのこと、刑事告訴されるかも含めて、動向に注目していきたいところです。